天然の備長炭は窯の中で焼成されますが、この炭化行程で収縮される炭の量は元の原木の約1/4にもなります。

丸形状も割形状も原木は同じで焼く窯も一緒ですが、使う方にとっては少し違いが出るようです。

丸は焼台に並べた時、底面や他の炭との接点が小さくなるのでその分空気の通りがよくなります。その結果、火力も上がりやすく、調節もしやすいです。比較的、焼台の奥行きが狭かったり高さが低い場合に向いています。

割は形状が一定でないため、丸に比べて炭化行程での収縮に違いがでます。丸よりもやや硬く炭化される傾向にあるので火持ちはよくなりますが、火力等の調節には工夫が必要です。一般的には価格は丸よりも安いです。大きめの焼台や長時間営業しているお店に向いています。