よくお客様から「炭の香りがつく炭がほしい」と言われます。
木を完全に炭化させた炭は文字通り「炭素/C」なので、燃やしても匂いや煙が出ません。

逆の言い方をすれば、匂いや煙が出る炭は木がまだ炭になってないという事なのです。
炭で肉や魚を焼くと脂や汁が炭に落ちて煙が出ます。
完全に炭化された良い炭は、肉汁が炭の上に落ちても負けることなく火力を維持し続け、焼物が煙に燻(いぶ)されることになります。
実はこれらのことが、いわゆる『炭の香り』をつけることなのです。