ラオス備長炭
太さ、長さの違いによる20種類の備長炭をご用意しております。同じ原木を同じ窯で焼いているため、炭の質自体は同じです。
原産国:ラオス 原木:マイテュー
標準内容量:15kg/箱
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ラオス備長炭とは
【ラオス備長炭について】
ラオス備長炭とは、日本で生まれた備長炭の製法を用いて、ラオスの炭焼き窯で焼かれた備長炭のことを指します。原木には現地のマイテューを使用するのが一般的です。ラオス備長炭の最大の特徴は爆跳しにくいことです。品質が高いことで知られる国産備長炭(※紀州備長炭や土佐備長炭)や、国産備長炭の代替品として長く重宝されてきた中国産備長炭(※中国政府により2004年より全面輸出禁止となっている)の中にもパチパチという音を立てて爆ぜるものが普通にあります。木炭の中でも特に硬い備長炭の場合、爆ぜた時に木炭の破片がものすごい勢いで飛び散ってしまう場合があり、慣れない方は特に注意が必要です。一方、ラオス備長炭はその組織の構造上、内部のガスが抜けやすく、急激に熱した際の内部爆発が起こりにくいため、その他の備長炭と比較して爆跳しにくい傾向があります。これが現在日本国内の飲食店でラオス備長炭が多く使われている大きな理由の一つです。
火力や燃焼時間については、国産や中国産に比べて若干劣る面があるものの、火がつきやすいという扱いやすさがあり、幅広い炭火焼のプロの方に重宝されています。また、国産備長炭より価格がはるかに安いため、日々の燃料コストを抑えることができ、この点も人気の理由となっています。
【当社のラオス備長炭について】
当店のラオス備長炭の原木はマイテューを使用しています。焼きあがった備長炭は、他店にはない細かなサイズ(太さ、長さにごとに20種類)に選別され、丁寧に箱詰めされて日本へ輸出されます。炭は世界中で使われていますが、日本ほど炭の質にこだわる国を聞いたことはありません。弊社はラオスに自社工場を構え、専任スタッフが徹底した品質管理を行っています。海外工場で生産される備長炭にありがちな爆ぜる炭は可能な限り排除し、サイズの選別も厳しい基準で行うなど、独自の生産体制を作り上げてきたことで現在の高品質なラオス備長炭の供給体制が実現しています。ほとんど爆ぜることのない、サイズの揃ったラオス備長。そんな高品質なラオス備長炭を、自社生産、直輸入、直接販売をしており、お求めやすい価格で販売しています。さらに、変動する炭の価格相場を定期的に調査し、その時の適正な価格設定を行うよう努めています。
備長炭とオガ炭の違い
【備長炭とは】
備長炭とは、原木を約1,000℃前後で熱して炭化させて焼かれた炭で、白炭(しろずみ)という木炭に分類されます。木炭は白炭と黒炭(くろずみ)の2種類に分けられます。白炭は、焼きあがった後すぐに窯から出し、水を混ぜた灰をかけて消火することで作られます。備長炭はその白炭の代表格です。黒炭は、焼いた後、酸素が入る穴を塞いで、火を自然に消し、ゆっくり冷やして作られる木炭です。
備長炭は、炭の中でも非常に高品質な木炭で、火の持ちがよく、安定した火力を得ることができます。また、燃えている間も炎が出ないため、炎で食材を焦がしたくない飲食店などでよく使われています。ただし、粗悪な備長炭は爆跳しやすいので注意が必要です。
【オガ炭とは】
オガ炭は、おが屑を圧縮形成して炭化させた人工の炭です。備長炭は白炭しかないのに対し、オガ炭は白炭と黒炭の両方があります。オガ炭の中でも白炭の製法で焼かれたものは、「オガ備長炭」と呼ばれ、着火には時間がかかるものの、燃焼時間や火力は天然の備長炭に近いものとなります。オガ炭は、備長炭と違い、炎が出るため取り扱いには注意が必要です。備長炭は爆跳の恐れがありますが、オガ炭は爆跳することがなく、一般の方や初心者にとっても取り扱いがしやすい炭です。加えて、価格が特に安いため、備長炭の代替の炭として、あるいは備長炭と一緒に混ぜて使う飲食店も多くあります。